「汚いチラシ」って、ご存知ですか?
読んで字のとおり、すごく汚い字で書かれたチラシです。
その発案者?創始者とも言われますが、福島の「すし八」出村邦彦さん。知って
る人は知ってる、有名な人ですが。(私、友達なんです)
その彼も、昔は、広告屋に頼んで立派なカラー印刷のチラシを作ってたんですね。
しかし、広告費ばかりかさんで、ぜんぜん役に立たない。「もう、いいかげんに
しろ!」って、奥さんから怒られたかどうかは知りませんが、一念発起して、筆
ペンで書いたんですね。
そしたら、この字が汚いのなんのって・・・
出村さんが、初めて書いたチラシを、私の先生でもある神田昌典先生に見せたと
き、神田先生はこう言ったそうです・・・
「でむらさん。出村さんは、飲食業ですよね。これはちょっと・・・」
「ダメですか?」
「じゃあ、こうしましょう。はじめに、『きたない字で、ごめんなさい』これを
入れてください」
それから、きたないチラシが全国に吹き荒れましたね。真似する業者、続出です。
でも、すでに「もう、きたないチラシは効き目がない」とか言ってる、人もいま
す。みんながやるから、反応が薄いんですって。
バカだね。ホントに、こんな人は表面しか真似しないから、ダメなんですよね。
出村さんのチラシは、ある面、ホントに弱みを強みに変えた格好の例ですね。で、
小さな会社で窮地を脱したり、あるいは地域でしっかり地盤を作ってるところは、
弱みを強みに変えるのが、とても上手な気がします。でそれを、しっかりと磨い
ていって、だれも真似できなくなるのね。
ほとんどの人は、弱みは、みな弱みとしての認識があるから、それから抜け出せ
ない。でも、出村さんは、自分の字のきたない事を、強みに変えて、今は、もっ
ときたなく書く練習してるとか(笑)
きたないチラシは、その地域で始めてだせば、中身はどうあろうと、反応は良い
ようです。でも、お客様がなれてくると反応は落ちる。そこが出村さんとマネっ
子の違いですね。
では、出村さんのチラシを、ワープロ文字で・・・
(結構、みんな知ってるだろうけど、このチラシのこと)
「まいどきたない字でごめんなさい。
でも、今回は、縁起のいい話です。
一年に一回の出会いの日。七夕・7月7日。
ラッキー7が、3つもそろう。
この日は、お姫様はお休みの日です。
お姫様とは、お母さん、あなたのことです。
食事の心配はいりません。
この日のために用意した、縁起のいい七夕盛りがございます。」
これって、汚くてもきれいでも、お客様反応するって思いません?だけど、みん
な汚く書くことばかりに目が言っちゃうんですよね。
だから私は、汚いチラシのこと「ポエムちらし」って呼んでるんです。
ぜひ、あなたも「弱み」を「強み」に変える発想を身に付けられるとよろしいか
と思います。
秋武政道
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