神田昌典さんによると、現在の若者たち(概ね20〜30代の前半)の価値観は、私たち50代の人たちとは大きく違うと言われます。

 もちろん、そう聞くと、「そりゃそうだろ!」って言われる方も多いと思います。時代が違う!って。

 しかし、決して「そりゃそうだろ!」では済まされるレベルではないと思うので、書き留めておきたいと思います。なぜなら、これからまちづくりに関して、ボランティアや運営メンバーを集める上で、この価値観の違いが、大きな「なんで?」を産んでしまう可能性があるからです。

 まず、現在の若者は、年収120万円で、普通に生活し、おまけに貯金までしてしまう、とんでもない生活能力があります。

 ・家は実家。飯はタダか多少の食費負担。
 ・クルマは、いらない。
 ・結婚しない。
 ・デートは、ジョイフル。
 ・飲み会は、カラオケか、北九州なら角打ち。

 いかがでしょうか?残念ながら、多分、私にはこのような生活はできません。今まで、浪費グセが、体中に染み込んでるので、早々生活を変えることはできないのです。

 こんな話を、我々より上の世代にすると、「秋武、そんなんで夢はないのか!!」って、なんだか私自身が怒られそうになることがよくあります。

 「いえいえ、決して、彼らに夢がないわけではないんです」

 そんな、私とは似ても似つかぬ生活習慣を持った彼らですが、でも彼らにも夢があります。それは、

 「自分の大好きな趣味を活かして、社会に貢献する」

 このようなことを考える若者が、それこそゴロゴロいるのです。

 例えば、手先の器用なのを活かして、雑貨や工芸品を作り、人々の生活を楽しませたり、料理が会い好きなのを活かして、海外に自分レストランをもち、日本文化を世界に広めるなど、素晴らしい夢を持っているのです。

 たしかに、高い車に乗ったり、豪華な家を建てたり、女子をはべらしたり、大きな会社の役職をあげたりという夢ではないかもしれません。しかし、意識レベルとしては、私より数段高いような気もします。

 そして、聞き捨てならないことに、今の時代、そんな夢を持つ若者たちが、「べらぼうに女にモテル」ということです。

 では、もうすこし彼らの生態について、考えてみたいと思います。

 ごきげんよう!