今の若い世代(概ね20〜30代前半)と付き合うときに気をつけないといけないことは、ほんとにたくさんあります。

 これらの世代でも、事業家で、ビジネスがうまくいってる方々は、お金にも余裕があり、自分のライフスタイルで我が道を行ってる方が多く、殆どの場合、ボランティア的まちづくり活動には興味がありません。

 もしあるとしたら、社会的課題をいかに解決するためのビジネスモデルを組み、それに対する投資価値などに、バリバリ興味があるくらいだと思います。ソーシャルアントレプレナーなどと言われる、社会的起業家たちです。

 もちろん、このような方々が、まちづくりに参画してくれることはとても嬉しいことなのですが、このような方々は、ほんの一部です。

 そこで、街づくりを是非応援して欲しい、将来の後継候補となるのが、年収120万円生活の若者たちです。彼らは、まちづくりに大きな興味を持ってる人たちが多いです。しかも、「自分の趣味を活かして社会貢献」という、ミッション的意識も少なからず持っていますので、とても力になってくれます。

 しかし、彼らのまちづくり参加スタイルと、今までの年配まちづくり活動家との意識は大きくことなります。

 例えば、飲み会。

 私たちオヤジ世代は、「飲み二ケーション」をとても大切にしました。毎晩のように飲み明かし、2次会、3次会、ひどい時には5次回ぐらいまで、先輩が後輩を引き連れていく。これは、代々受けつがれる伝統的まちづくりです。

 しかし、しかしです。

 そもそも、今の若い人たちは、「あまりお酒を飲みません!」また、飲むために使うお金も持ってません。ちゅうか、「なぜ、先輩と一緒に飲みに行かねばならないのか??」「飲み代3000円?高すぎるのでは??」こんな感覚です。

 はっきり申しましょう。

 はい、「飲み二ケーションの時代は終わりました。」

 「飲めばわかる!」なんてことはありません。飲まないとわからないような人とは、付き合いたくもないし、飲むのなら「ただ、楽しく飲みたい」だけでございます。

 ということで、全く不可解なる若者たちの習性を、もう少し続けます。

 ごきげんよう。